HOME 子どもと一緒にボートフィッシング 子どもと楽しむボートと釣り その2

子どもと一緒にボートフィッシング

子どもと楽しむボートと釣り その2

小学生になったら

息子が幼児の頃から始めたボートと釣り。釣りはマイボートにこだわらず、釣り堀やドーム船のワカサギ釣り、手漕ぎやエレキのレンタルボートで、マス釣りやハゼ釣りなどにもでかけました。どれも結構飽きずに小さな子どもが楽しめて、おすすめですよ!

一方マイボート釣りでは、年齢に合わせてシロギス(3歳)→カワハギ(4歳)→サビキ釣り(5歳)→完全フカセ釣り、ライトノマセ釣り(6歳)と、やってきました。すべてエサ付け、仕掛けの投入、釣れた魚の取り外しは大人がやります。釣り上げられたらいっしょに喜び、いっぱい褒めてあげます。

とにかく小さいうちは、楽しい思い出ばかりでいいのです。本当に釣りの魅力が伝われば、年齢とともに「釣れるまで辛抱する」とか「自分だけ釣れなくても放り出さない」など、我慢や努力は自然にできるようになってきます。
また我が家の息子は、小学生になったら、自分でできることは少しずつ自分でやりたがるようにもなってきました。

というわけで、まずは仕掛けの投入、誘いを教えて、カワハギ釣りに挑戦。教えられた釣り方を忠実に守る息子は、初めてのカワハギ釣りで私よりも釣果を上げて大喜び。大満足したようでした。

周りが釣るなか、ひとりだけ釣れずにくじけそうになっていたカサゴ釣り。でもなんとかがんばって釣り続け、最後に逆転の大メバル!

8歳になって、タックルの準備もだいぶ自分でできるように。苦手のイソメも、パパにアタマを切ってもらえばなんとか付けられるようになりました

クルーとしても

また慣れてきたらときどきエサ付けもやらせてみます。カワハギ釣りはエサがアサリなので、女性や初心者にも向いています。魚がヌルヌルしていないので、釣れた魚を自分で外すのも簡単です。
さらに陸上で特訓したキャスティングの成果を試すべく、小学2年生の冬にはシーバスのルアーフィッシングも体験。思いもかけないほど大きなお魚(シーバス)が釣れるので、これには息子も大興奮でした。

そして3年生になる今年の夏は、そろそろ「もっと大きな魚が釣りたい」「もっと難しい魚が釣りたい」という欲求が強くなってきている息子に、ナブラをねらったルアーキャスティングの青もの釣りと、ひとつテンヤでマダイを釣らせてあげたいと思っています。完全フカセやライトノマセ釣りも、仕掛けが軽くて扱いやすいため、案外小さい子どもにも向いた釣りです。

また、この頃はクルーとしての仕事も覚えつつあり、航行中の安全確認、フネを桟橋にもやったり、ママの補助付き(ライフジャケットをつかんでおく)でアンカーやシーアンカーの上げ下げなどもやってくれます。荷物運びやフネの掃除なども結構楽しそうにやっていて、半人前くらいには役に立つようになりました。

愛艇ベイライナー・カプリはバウライダータイプ。
前部のシート席は、息子のキャスティング練習に最適の場所です

アンカーやシーアンカーの投入と回収も息子の仕事。ただ落水事故が多い作業なので、念のためママが補助します

著者紹介

伊藤佳子 さん

フリーランスライターを務める兼業主婦

ボート&ボートフィッシング雑誌「Boat Club」のもと編集者。現在は子育てのために独立し、フリーランスのライターを務める兼業主婦。全長16フィートのプレジャーボートをマリーナに置いて家族そろってボート遊びと釣りを楽しむほか、2馬力専用インフレータブルボートでの釣行も楽しんでいる。