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レンタルボートで魚探活用!

ビニール袋で魚探活用?!

スノコの上においてはダメ。船底に押し当てよう。 スノコの上においてはダメ。船底に押し当てよう。

レンタルボートを使用する人の中には、My魚探を持ち込む方も多いと思う。
しかしながら、送受波器(振動子)の「船への取り付け」に苦労されている人も多いのでは?

吸盤式はすぐに外れる。せっかく取付用のバー&金具を持参したのに船への形状にそぐわない。なんとか取り付けても、送受波器が大きく傾いてしまう・・・などなどだ。

そこでオススメしたいのが、簡易な裏技、名付けて「ビニール袋」方式である。写真のように、水の入ったビニール袋に送受波器を入れ、ボート内の床に置く。ただそれだけ(船底が単板のボートのみ)。しっかりした固定方法ではないので、手で保持しておかなければならないが、同乗者がいる場合は充分実用的。荷物を減らしたい人にもおすすめだ。

なお、船底部分が二重底になっているボートには、
板を浮かべて魚探活用?!がオススメ!!

板を浮かべて魚探活用?!

板を浮かべて魚探活用?!

レンタルボートに、送受波器(振動子)を設置する簡易な裏技として、ビニール袋で魚探活用?!を紹介したが、船底部分が二重底になっているボートでは使用できない欠点がある。そこで、ボートの種類を選ばず使用可能な方法を紹介しよう。写真でも分かるように構造はいたって簡単。穴を開けた板切れに送受波器を取り付け、海に浮かべればOKだ。ただし、使用時には必ず送受波器のケーブルに負荷がかからないよう、ロープをつなぐことを忘れずに。

もちろん弱点もある。手コギ並みの超低速でしか引っ張れないし、停止時でも波が高いときは送受波器の揺れが大きく、魚探に映し出される情報に誤差が生じる。

送受波器を適当な板に取り付けて、海に浮かべる。ただし、高速走行はできません。

送受波器を適当な板に取り付けて、海に浮かべる。ただし、高速走行はできません。

記事:小野信昭さん 協力:隔週刊つり情報

著者紹介

友恵丸・友恵丸III 船長 小野 信昭 さん

FURUNOフィールドテスター / DAIWAフィールドテスター / 月刊ボート倶楽部ライター

北は北海道から南は沖縄まで全国を飛び回りボートフィッシングを楽しむアングラー。スキューバーダイビングも経験豊富で、水中を知った上で行なう魚探の解説には定評があり、各地で行なうボートフィッシング講習も人気が高い。また、ボートフィッシングにおける安全面やルール、マナーの啓発にも力を入れており、自身が開設するウェブサイトやボート関連雑誌で古くから呼びかけている。著書「必釣の極意」、共著「魚探大研究」。